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第2章(現状と課題)2 新・いわき市地域福祉計画 | いわき市役所

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Academic year: 2018

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(1)

児童の年齢別人口

(平成 25 年 4 月 1 日現在)

2,327 2,477

2,622 2,793

2,943 3,076

3,262 3,544 3,551 3,531

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 0

2 4 6 8 10 12 14 16 17

5,150 5,143 5,179

5,401

4,980 4,700

4,800 4,900 5,000 5,100 5,200 5,300 5,400 5,500

平成13年 16年 19年 22年 25年

2,500 2,000 1,500 1,000

500

659

(13クラブ)

1,099

(28クラブ)

1,576

(36クラブ)

1,741

(39クラブ)

1,994

(42クラブ)

放課後児童クラブ児童数

(各年 4 月 1 日現在)

出典:「いわき市の保健と福祉」参照 保育所入所児童数

(各年 4 月 1 日現在)

出典:「いわき市の保健と福祉」参照

(2)

第 2 章

5 生活保護

① 現 状

○ 平成 24 年度の 1 ケ月平均で、生活保護世帯数は、3,181 世帯、保護人員 4,340 人、 保護率 13.1‰となっています。

○ 世帯類型別の保護世帯数は、高齢者世帯が 1,376 世帯(43.3%)、傷病・障がい者 世帯が 1,193 世帯(37.5%)、母子家庭世帯が 166 世帯(5.2%)、その他の世帯が 446 世帯(14.0%)となっており、高齢者世帯の占める割合が高く、その 9 割近く が単身世帯です。

○ 保護の開始理由は、働きによる収入の減少・喪失(37.4%)、傷病によるもの

(34.1%)、働いていた者の死亡・別離によるもの(2.8%)、その他(25.7%)となっ ています。

○ 保護の廃止理由は、働きによる収入の増加・取得(16.8%)、被保護者の死亡・失 踪(25.3%)、年金・仕送り等による収入の増加(10.6%)、傷病の治癒によるもの

(7.5%)、その他(39.8%)となっています。

○ 生活保護の全国的な動向は、経済的不況の影響を受けて、平成 7 年度を底に増加 傾向で推移しており、平成 20 年 10 月の世界金融危機以降、さらにその傾向が顕著 になっています。一方、本市においては、平成 23 年 3 月の東日本大震災及び福島第 一原子力発電所事故の発生以降、生活保護世帯数、保護人員が減少傾向を示すよう になり、全国的な動向との乖離が生じています。

② 課 題

○ 本市の生活保護の動向は、東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故による影 響が見られ、雇用情勢の回復に伴う働きによる収入の増加や原発避難による転出な ど様々な要因が重なった結果の減少傾向と考えられますが、一定期間経過後、再び 増加傾向となることが懸念され、生活困窮者に対する支援体制の確立が必要です。

○ 少子高齢社会の到来に加え、児童虐待、高齢者虐待、ひきこもりなど新たな福祉ニー ズが生じ、福祉的な援助や専門機関の対応が求められる中、地域で孤立し、行政か らの福祉情報が届かない世帯、自ら援助を求めることができない世帯に対し、必要 な援助を行い、地域での暮らしを支える仕組みづくりが必要です。

(3)

被保護世帯数と人員の推移

(年度別月平均)

出典:保健福祉部内資料参照

保護率の推移

(平成24年度について、全国の数値は未集計、県の数値は速報値)

出典:保健福祉部内資料参照 3,690

4,340 4,708

4,582 4,226

4,072 4,160

2,964 2,026

1,918

2,175 2,956 3,202 3,314 3,181

2,830 2,828

1,992 1,397

1,283 1,360

1,991

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000

昭和60 平成2 平成4 平成7 平成12 平成18 平成20 平成21 平成22 平成23 平成24 被保護人員

被保護世帯

6.1 5.4 5.6 10.6

8.2

11.7 11.6 12.0 13.1

13.8 13.1 15.2 16.2

12.5 13.8 11.8

7.0 8.4 8.2 7.2

11.8

9.3 8.9 8.3 9.2

7.2 7.5 4.0 5.1

4.6 4.0 7.4

0 5 10 15 20

昭和60 平成2 平成4 平成7 平成12 平成18 平成20 平成21 平成22 平成23 平成24 いわき市

全国 県

(4)

第 2 章

保護の開始理由(平成24年度)

出典:保健福祉部内資料参照 保護の廃止理由(平成24年度)

出典:保健福祉部内資料参照 世帯類型別保護世帯数(平成24年度月平均)

出典:保健福祉部内資料参照 傷病理由以外の

収入減・喪失 146世帯

(37.4%)

世帯主(員) 133世帯の傷病

(34.1%) 働いていた者の

死亡・別離 11世帯(2.8%)

100世帯その他

(25.6%) 保護開始世帯

390世帯

働きによる収入の 増加・取得 81世帯(16.8%)

死亡・失踪 122世帯

(25.3%)

年金・仕送り等 増加51世帯

(10.6%) 世帯主(員)の

傷病治癒36世帯

(7.5%)

192世帯その他

(39.8%)

保護廃止世帯 482 世帯

高齢者世帯 1,376世帯

(43.3%)

傷病・障がい者世帯 1,193世帯

(37.5%) 母子家庭世帯 166世帯

(5.2%)

その他の世帯 446世帯

(14.0%)

被保護世帯 3,181世帯

(5)

6 権利擁護(虐待、成年後見) 

① 現 状 ア 高齢者虐待

○ 平成 24 年度に地域包括支援センターに通報・届出のあった養護者による高齢者虐 待件数は 89 件、うち虐待と決定した件数は 35 件でした。

○ 通報・届出のあった 89 件の通報・届出者は、介護支援専門員(ケアマネージャー) 27 件、家族・親族 15 件、警察 10 件、本人 9 件、民生児童委員 5 件などとなって います(重複有)。

○ 虐待と認められた 35 件の内容は身体的虐待 23 件、心理的虐待 19 件、介護の放 棄等 7 件、経済的虐待 7 件等となっています(重複有)。

○ また、主な養護者(虐待者)は、息子 20 件、配偶者(夫)7 件、嫁 3 件等となっ ています。

 

イ 障がい者虐待

○ 平成 24 年 10 月の法施行以降、本年 9 月末までの 1 年間に、地区保健福祉センター に通報・届出のあった障がい者虐待件数は 9 件、うち虐待と認定した件数は 5 件で した。

○ 通報・届出者は、本人、家族、相談支援事業所、介護保険事業所、地域包括支援 センター、警察署、匿名などとなっています。

ウ 児童虐待

○ 平成 24 年度における児童虐待相談件数は 56 件でした。

○ 相談の経路としては、近隣・親戚 9 件、家族・親戚 4 件、学校 16 件、幼稚園・ 保育所 7 件、行政機関 14 件等となっています。

○ 虐待の内容は身体的虐待が 23 件、保護の怠慢・拒否(ネグレクト)が 31 件等となっ ています。

○ 主な虐待者は実母が 24 件、実父が 10 件等となっています。 エ ドメスティックバイオレンス(DV 配偶者等による暴力)

○ 平成 24 年度に女性相談員に寄せられた相談件数は 209 件となっています。  

オ 成年後見

○ 現在の福祉サービスは措置から契約に移行されており、認知症、知的障がい者、 精神障がい者など、判断能力が十分でない方に対しての権利擁護の必要性も高まっ ています。

② 課 題

○ 虐待の防止・早期発見を図るためには、障がいや疾病、人権意識などについて本人・ 家族・関係機関ばかりでなく、広く市民に理解が広がるよう広報・啓発に取り組む必 要があります。

○ 虐待に適切に対応するためには、対応機関の強化及び関係機関との連携強化を図る 必要があります。

○ 成年後見制度の利用を推進していくためには、制度の周知を図る必要があります。

○ 高齢化の進行に伴って、今後は権利擁護の需要が増加すると予測されることから、

(6)

第 2 章

7 ボランティア・NPO法人

ボランティア団体数   

        (各年4月1日現在)  出典:いわき市社会福祉協議会

NPO法人数

(平成25年度は8月現在)

① 現 状

○ 市社会福祉協議会のボランティア活動センターが把握しているボランティア団体数 は、平成 25 年 4 月 1 日現在で 135 団体となっています。

  また、NPO 法人数は年々増加し、平成 25 年 10 月 25 日現在で 114 法人となって います。

○ 東日本大震災においては多くの人々がボランティアとして活動しました。

  市ボランティア活動センターが把握する災害・復興ボランティア活動者延べ人数は、 平成 25 年 10 月 28 日現在で 59,124 人にのぼっています。

○ 平成 17 年に市が実施した「ボランティア活動等市民活動に関するアンケート調査」 によれば、回答者の 67.6% が「活動をしたことがない」と回答しています(活動して いる 10.0%、過去にしていた 18.3%)。

  また、「活動したことがない」理由としては、「きっかけや機会がなかった」が最も 多く 55.1% となっています(複数回答)。

  さらに、「活動したことがない」方のうち、6.3% の方が「今後参加してみたい」、 57.0% の方が「機会があれば参加したい」と回答しています。

② 課 題

○ ボランティア団体や NPO 法人が活動を継続できるよう人材、活動拠点、活動資金 など環境づくりに努める必要があります。

○ 活動に関心のある方や機会があれば参加してみたいと思う方が活動に参加すること のできるきっかけづくりやしくみづくりを図る必要があります。

平成2年 平成 17 年 平成 22 年 平成 25 年

団体数 67 155 118 135

平成12年度 15 年度 18 年度 21 年度 24 年度 25 年度

設立数 2 5 12 6 14 14

累 計 3 23 50 64 99 113

(7)

8 東日本大震災

① 現 状

○ 455 名の方が亡くなり、その多くは高齢者でした。

○ 高齢者や障がい者に関する情報(とりわけ単身高齢者等高齢者のみで暮らす世帯の 情報)について、行政、民生児童委員、社会福祉協議会、地域包括支援センター等が それぞれに保有し、共有されていなかったため、安否確認に時間を要しました。

○ 要介護高齢者等指定避難所での生活が困難な方については、介護保険施設等に受入 れを要請しましたが、施設自体が職員不足、物資不足の状況にあり、困難を極めました。   このため、市社会福祉協議会を窓口として介護ボランティアを募るとともに、内郷

コミュニティセンターを臨時の避難所とし介護を必要とする方々の支援にあたりまし た。

○ 食糧や日常生活に必要な物資等について、区長(自治会長)や民生児童委員等の協 力を得て、高齢者世帯等に配布しました。

○ 津波等からの避難、避難所での生活、安否の確認、物資の提供等様々な場面におい て地域におけるつながりの重要性を再認識しました。

○ 市内外から多くの方がボランティアとして、家屋の片づけや室内の整理、側溝の泥 上げなど様々な復旧活動に尽力してくれました。市ボランティア活動センターが把握 する活動者数延べ人数は、平成 25 年 9 月 20 日現在で 58,386 名にのぼっています。

② 課 題

○ 市内の一時提供住宅等に避難している方々に対する訪問を中心とした見守り活動を 実施し、不安の解消や孤独死防止を図るとともに、被災者に寄り添った長期的、継続 的な心の健康を維持するための取り組みを総合的に行っていく必要があります。

○ 東日本大震災の経験を踏まえ、災害時要援護者の把握、情報の共有、支援内容につ いて具体化するなど、災害時に有効な支援体制を早急に確立する必要があります。

○ また、東日本大震災は、地域におけるつながり(助け合い)の重要性を再認識する 機会となりました。

  社会構造の変化とともに、地域のつながりの希薄化が言われてきましたが、大震災 を契機として、地域コミュニティを単位とした互助のしくみを確立する必要がありま す。

○ 一方で、個人情報保護法の施行以降、地域の中で個人情報保護に過剰反応があり、 有益な利用が難しいという声も寄せられています。円滑な地域活動を支援する観点か ら、個人情報の提供や共有することについて検討する必要があります。

(8)

第 2 章

9 新たな課題への対応

(1) 孤立死への対応

 平成20年3月、「高齢者等が一人でも安心して暮らせるコミュニティづくり推進会議(「孤立死」 ゼロを目指して)」報告書が厚生労働省から公表されました。

 同推進会議は、都市部などにおいて、地域から孤立した状態で高齢者が死亡する事例等が社 会問題となったことを受け設置されたもので、報告書では、「高齢化や核家族化の進行、集合住 宅に居住する高齢者等の増加等に伴い単身高齢者世帯や高齢者夫婦のみ世帯が急増しており、

「孤立生活」を特別な生活形態ではなく標準的な生活形態へと変化させている」とし、孤立死を 発生しないようにするためには、「地域の低下したコミュニティ意識を掘り起こし、活性化する ことが最重要である」と提案しています。

 また、平成22年8月の社会・援護局地域福祉課長通知「市町村地域福祉計画及び都道府県地域 福祉支援計画の策定及び見直し等について」において、いわゆる高齢者の所在不明問題の発生 を受け、「高齢者等の孤立の防止や所在不明問題を踏まえた対応に当たり有効な計画内容となっ ているか等について点検し、必要に応じて計画の見直しを行う等の対策を講じるべき」として います。

 さらに、昨今の孤立死事案を見ますと、世帯内の生計中心者(もしくは介護者)の急逝により、 その援助を受けていた方も死に至った事案や、生活に困窮した30代、40代の母子世帯、近所づ きあいが少ない引きこもり者などの事案が発生しています。

 本市においても、地域(近隣)とのつながりを確保するためのしくみづくりが求められてい ます。

(2) 地域包括ケアへの対応

 地域包括ケアとは、地域における関係機関(団体)が横につながる(連携する)ことによって、 医療や介護、生活支援サービス等必要なサービスを総合的・継続的に提供するしくみのことで、 介護等が必要となっても暮らし続けることのできる環境を地域に創る取り組みです。

 今後、一人暮らし高齢者や認知症高齢者が増加する中で、介護及びその他の生活支援サービ スを地域に確保し、医療と有機的に連携し、住まいに配慮する(バリアフリー、安否確認、緊 急時対応等)ことにより暮らし続けることのできる地域づくりを行う必要があります。

(3) 区域単位でのサービス基盤の整備

 高齢者や障がい者、児童等が利用するサービスについては、その量と質を確保するとともに、 利用可能な区域(圏域)に整備する必要があります。つまり、平地区で必要なサービスは平地区に、 勿来地区で必要なサービスは勿来地区に整備することで適切な利用につながります。

 このことに関し、介護保険分野においては、平成18年度より、市域内に、地理的条件、人口、 交通事情その他の社会的条件、介護給付等対象サービスを提供するための施設の整備状況、そ の他の条件を総合的に勘案した‘日常生活圏域’を設定し、その圏域単位でサービスの必要量を見 込むこととなりました。 

 また、現在、策定作業を進めている「市子ども・子育て支援事業計画」においても、地理的条件、

(9)

条件を総合的に勘案し定める‘教育・保育提供区域’ごとに、必要利用定員総数等教育・保育の量 の見込み並びにその提供体制確保の内容等を定めることとされています。

 限られた資源を有効に活用し、適時適切な支援を実現するためには、区域(圏域)単位で需 要を把握し、サービス基盤を整備する必要があります。

(4) 障がい者の地域生活を支援するためのサービス基盤の整備

 平成18年に策定された「障害福祉サービス及び相談支援並びに市町村及び都道府県の地域生 活支援事業の提供体制の整備並びに自立支援給付及び地域生活支援事業の円滑な実施を確保す るための基本的な指針(平成18年6月厚生労働省告示第395号)」では、次の項目について目標 を設定し、障がい者等の自立支援を図ることが適当であるとしています。

 1 福祉施設入所者の地域生活への移行  2 入院中の精神障がい者の地域生活への移行  3 福祉施設から一般就労への移行等

 このことに関し、本市においては、平成24年度までに101名の障がい者が新たにグループホー ムやアパート等で生活を始めました。

 また、16名の精神障がい者が退院し地域での生活を始めました(平成21 ~ 23年度)。

 一般就労への移行については、平成18年度から23年度までの6年間で66名の方が移行しまし た。

 今後においても、障がい者の自己決定と自己選択が尊重され、自らの意思で暮らすことがで きるよう地域におけるサービス基盤を整備する必要があります。

参照

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意向調査実施世帯 233 世帯 訪問拒否世帯 158/233 世帯 訪問受け入れ世帯 75/233 世帯 アンケート回答世帯 50/233 世帯 有効回答数 125/233